用意周到
2025-06-12

かつて、大きな提案説明会に一人のアシスタントを連れて臨みました。
一通りの説明が終わって質疑応答が始まりました。
小さな器材の性能について問いただされました。
虚を突かれた質問でしたので、その内容を充分把握していなかった私は慌てました。
その時、同行したアシスタントがさっとカバンからその器材のカタログを引出し、私に手渡しました。
おかげで即答できました。
説明会終了後、アシスタントにお礼を云いました。
彼の様子をよく見ると、常に大きなカバンを両手にさげて汗をかきながら同行します。
私は彼に尋ねました。
『どうしてそんなに大きなカバンに大量の資料を詰めて持ち運んでいるの?』と。
彼は前職でパラボラアンテナの保守を担当していました。
パラボラアンテナは奥深い道なき道を登っていったところに設置されている。
半日がかりで辿り着いて一本のネジ、一つの工具が不足していたら、再度往復せねばなりません。
従って登る前に、あらゆる場面を想定し、準備をするのだそうです。
私は関心しました。
それ以来、私もいつも大きなカバンを抱えて客先に出向くようになりました。
【この写真について】
当時「小型コンピューター」と称されていた最新型コンピュータに囲まれての一枚。
当時の記録媒体はテープやカードだったんだそうです。びっくりですね!(スタッフコメント)