私の好きな街路樹
2026-03-17
新着情報の画像

 私は神田で生まれ育ち、今も商売をしています。
小さい頃から、家の前の街路樹を親しんで育ちました。
その街路樹はプラタナスです。
夏は葉が生い茂って、日差しを除けてくれ、冬は葉が落ちて暖かい日差しが通るようにしてくれます。
戦後の混乱期によくぞこの木を選んだなと感心します。
又、何回かパリに行きましたが、シャンゼリゼー通りはプラタナスとマロニエが街路樹で、その美しい街並みがとても好きです。

 その街路樹が桜の木に変わるとのことです。
充分検討をされた上なので、その選択に異を唱えるつもりはありません。

 何年か前、別の方向の街路樹がやはり切られることになった時は、事前に何か月か前に予告がありました。
何十年も親しんだ木ですので、「お神酒」を用意し、「ありがとう」と感謝の意を伝え、切られるのを見守りました。
今回は全く知らないうちに、あっという間にすべてを切られてしまいました。
ありがとうという声を掛けるひまもなく、とても寂しい気持ちになりました。
次に植えられる街路樹は世の中の喧騒とは無縁に静かに町を見守ってもらいたいと願っています。